■高山茶筅の特長
高山茶筅の技法、特に(味削り)は、茶の味が変わると言われる一番難しい工程です。雑念を払い精神を集中し、使う人の心になり、 使いやすく耐久性のある茶筅づくりがおこなわれます。永年の研究と努力から継承されてきた伝統の技は、小刀と指先でほとんど作ることから、(指頭芸術)といわれ國の内外でも高く評価されています。
■高山茶筅の材料について
白竹、黒竹、煤竹を使用します。2〜3年生の良質の竹を油抜きし、冬期に天日干しを行った後、貯蔵したものを使用します。天日干しは、 高山地方の風物詩となっています。
■高山茶筅の歴史
室町時代、鷹山城主の次男、鷹山民部丞入道宗琢砌の創始と伝えられています。茶道の祖、奈良弥名寺住職、村田珠光が茶の葉を粉末にして飲むことを考案し、親交のあった宗琢に依頼して苦心を重ねて作り上げたと言われています。後土御門天皇の行幸の折りに天覧され
(高穂)という名を賜りました。この光栄を鷹山一族の技として継承し、一子相伝にて技を伝え続け、全国唯一の茶筅づくりの里として発展
してきました。
■茶筅の手入れ
温度や湿度の変化の少ない冷暗所に収納し、カビや汚れが付かないようにします。